ATAカルネでの通関完了で一安心しました
貿易関係の許認可手続きを代行している元通関士の行政書士橋本です。
さて、今年に入って初めての取り組みとして行ったATAカルネ通関手帳の発行ですが、無事
現地での通関が完了したとご連絡を頂き安心しております。
カルネ通関自体は、私が通関士をしていた際、時折行っておりましたが、ポイントなるのは物品表と到着した貨物が一致しているかという点です。
実際の例で、日本へ最終到着した貨物で、一部未返却などある場合なども経験した場合があります。
また、外国の税関が通関記録を記載するページを間違って使用しているパターンもありました。
こういうイレギュラーなことが発生する可能性もあるため、外国での一時使用を終えて再輸入で日本へ帰ってきた際に、貨物全量返却と正しくカルネが使用されていることを確認できるまで、カルネの申請者として確認義務があります。また、仲裁協会へ返却義務もありますので、最後までしっかり管理して終了です。
年内に完了予定ですので、無事終わらして、お正月休みに入りたいと思います。
今後も新規業務としてカルネ申請代行を取り扱う予定です。